2022年 10月 03日
ポリエステルが抱える問題、知ってますか?
みなさんポリエステルの問題を知っていますか?
普段よく着るポリエステル素材の洋服が環境汚染の原因になっているんです。
マイクロファイバーの脅威
化学繊維であるポリエステルは、洗濯や着ているだけでマイクロファイバーを放出します。
そしてそれが海などに流れ着くことにより、海洋生物の生態に悪影響を及ぼすのです。
なくならないポリエステル需要
世界中で約年間5000万トンの服が作られるうち、ポリエステル製は60%を占めています。
環境負荷が大きいのに、どうしてポリエステルがこんなに使われるのでしょうか?
①機能性が高い
ポリエステルの原料は石油です。
ポリエステル繊維は軽くて丈夫、シワになりにくく乾きやすいなど、服の中で機能性がとても高いです。
②材料費が安い
石油さえあれば大量生産することができます。
原料から生地までのコストを抑えて製造できるのがポリエステル素材の大きな強みです。
③合成繊維の汎用性
化学繊維にはポリエステル以外にも、ポリウレタン、ナイロンなどがあります。
これら化学繊維などを組み合わせて、より機能性の高い服が年々増加しています。
利便性も需要も高いポリエステル
ポリエステル素材が環境に悪影響を及ぼしているとはいえ、いきなりポリエステル素材をなくすことはできません。
しかし、私たちにもできることはあります。
- マイクロファイバーの流出を抑えるために、専用の洗濯ネットや洗濯機にフィルターを設置する。
- 着古した服はリサイクルに回す。
- 長く着続けられる服を選ぶ(流行・ブームに乗らない)など
知って行動に移すかはその人次第です。
しかし、知らなければ行動することすらできません。
まずは正しい知識を覚えて、そして人に広めたり、一つ一つ、行動できることから始めましょう!
環境問題は、多くの人の協力が必要なのです。