普段の食生活にサスティナブルフードを取り入れませんか?
環境に配慮したライフスタイルに注目する人も増える中、食生活は重要な要素になります。
この世の中の流れにおいて、各企業でもサスティナブルフードの取り扱いが進んでいます。
今回は、日常でもサスティナブルフードを取り入れるため、様々な取り組みについて紹介していきます。
サスティナブルフードとは?
サスティナブルフードとは、環境や社会に配慮しながら生産された食品のことを言います。
例えば、
- 土壌
- 水質汚染
- 気候変動
などの環境に配慮して作られた食材、またそれらを使った食品などを言います。
それ以外にも生産過程が、
- 労働者の人権
- 労働環境に配慮された職場
社会に配慮されて作られた食材、食品もサスティナブルフードと言います。
昨今、フードロスや二酸化炭素の排出などにより、サスティナブルフードが注目を集めています。
サスティナブル・シーフードとは?
サスティナブル・シーフードとは、サスティナブルフードと一種です。
今現在、多くの水産資源を必要以上に獲りすぎていると言われています。
将来のためにも、海の環境や漁獲についても考えていく必要があります。
サスティナブル・シーフードは、環境や社会に配慮しながら、適切な方法で漁獲・養殖された水産資源を生み出すことです。
サスティナブル・シーフードとは、明確な定義があり、以下2つの認証を受けたものを言います。
- MSCラベル
水産資源と環境に配慮した漁業で獲られた天然の水産物
- ASCラベル
環境と社会への影響を最小限にして育てた養殖の水産物
これらのラベルが張られたものを購入することで、海洋汚染の防止に寄与することができます。
サスティナブルフードでの様々な取り組み
- サスティナブルレストラン
- フェアトレード
- 昆虫食
- スターバックスの取り組み
- マクドナルドの取り組み
- IKEAの取り組み
サスティナブルフードは、様々な場面で実はかかわっていたりします。
よく目にするレストランも、実はサスティナブルフードを使われていたりするのです。
また、これを機に興味を持った方が、自分でサスティナブルフードを手に入れることができる場所も用意されてます。
ぜひ、知っておきましょう!
サスティナブルレストラン
サスティナブルレストランとは、サスティナブルフードを使った料理や、ウェイストゼロ(ゴミを出さない)などの取り組みを行っている飲食店です。
気になる方は「サステイナブル・レストラン協会」の公式サイトから各地域の飲食店を確認することができます。
フェアトレード
フェアトレードとは、発展途上国の原料や製品を適正価格で購入することにより、立場の弱い生産者や労働者を守る貿易の仕組みです。
このフェアトレードには、貧困対策や児童労働の削減、環境保全への寄与が期待されています。
主な商品として、コーヒー、紅茶、チョコレート、バナナなどがあり、フェアトレード商品には「国際フェアトレード認証ラベル」が印刷されます。
昆虫食
人口増加によって世界のタンパク質不足が懸念されています。
また、タンパク源の肉や卵を生産する畜産業も環境負担が懸念されています。
その打開策として昆虫食が注目されています。
肉に比べて1gあたりのタンパク質が豊富で、昆虫の二酸化炭素の排出量も少ないため、まさに自然のサスティナブルフードと言えます。
スターバックスの取り組み
スターバックスで取り扱うコーヒー豆はほぼ100%ファトレードによって調達されています。
また生産地支援として、生産者サポートセンターやコーヒー豆生産の投資を行うなど、生産支援や労働削減に取り組んでいます。
マクドナルドの取り組み
過去にはフィレオフィッシュで用いられていたホキがニュージーランドで乱獲され、廃棄されていたことがあり、問題となりました。
しかし今では、MSC認証の天然のスケトウダラが使用されています。
IKEAの取り組み
IKEAでは、植物性食品、MSC認証やACF認証を受けたサスティナブル・シーフード、オーガニック食品、サスティナブルな農業システムで作られたコーヒーなどを取り扱っています。
また、ミートボールも植物性のものが販売されていますが、ほとんど肉と遜色ない仕上がりとなっています。
食生活が豊かになるサスティナブルフードまとめ
- サスティナブルレストラン
- フェアトレード
- 昆虫食
- スターバックスの取り組み
- マクドナルドの取り組み
- IKEAの取り組み
サスティナブルな取り組みを行っていくときに、極端な取り組みをするのではなく、自分でできることを少しだけ継続することが大切です。
一人一人ができることをコツコツと続けることで未来は大きく変わってきます。
その一つとして貴重なのが、サスティナブルフードなのです。
一つの選択肢として、覚えておいてください。
そして、一人一人が、サスティナブルフードを取り入れることで、さらに継続的な取り組みを進めることが環境と社会のためになるのです。